新入社員でトップの成績を残すには、「No.1社内営業マン」になることである。
しかし、社内外問わず周りには、いかに商談力を向上させるか、知識をつけるかに注力していた同期がほとんどだった。
「ロープレがあいつより上手だ!」
「同期が知らない知識をおれは知っている!」
「私が一番遅くまで会社に残って働いている!」
残念ながら、彼ら彼女らはトップセールスになることはなかった。それどころか、半年も経てば、会社の不平不満を同期飲み会で語り合う、傷の舐め合いをしていた。
つまり、独りよがりの努力では、結果は頭打ちなのである。
当然、知識をつけること、ロールプレイング、仕事の集中力は必要だ。そこを怠ると、最初はまぐれで結果が出ても、やがて失速していくだろう。
だが、その努力と、すぐに結果がでることは話が別だ。
今の時代、結果が見えないまま努力を続けるのは不可能に近い。
なぜなら、SNSには充実した生活を送るキラキラの世界が広がっているからだ。やがて羨ましさと自分への憤りで、自信をなくし、その努力を断念せざるを得ない状況になるのが、目に見えているのだ。過去に似たような経験がないだろうか?
承認欲求で溢れている現代の新卒社会人こそ、早急に結果を出さなくてはならない。
最初が肝心だ。
スタートで出遅れてしまうと、オルフェーヴル並みの才能がない限り、他を抜き去ることはできない。
週末の大衆居酒屋で、上司や会社の愚痴で時間を溶かす若者を増やしてはいけないと、強く思う。
そのためには、トップの社内営業マンになることが最もカンタンで近道だと断言する。
No.1社内営業マンになった時、成績はうなぎのぼりで、期末の表彰台にはあなたが立っていることを約束する。
新卒でトップセールスになるには?
新卒でトップセールスになるには、「No.1社内営業マン」になることである。
例えば、上司の営業に同行中で、車内に二人きりだったとしよう。
目的地が始めていく場所なら、すでにグーグルマップで道順を出している。
こちらから話題を振ってみる。
成績を上げるための秘訣を聞いてみる。
これらはすべて、相手に喜んでもらえる言動である。
社内営業とは、上司に媚びへつらい、ゴマをすりあげる姑息な営業ではない。
上司を喜ばせ、事務員さんを喜ばせ、同期を喜ばせる、喜ばせ合戦なのである。
この、「常に相手を喜ばせる」という習慣がつけば、あなたの営業力は自然に向上し、他に大きく差をつけたも同然である。
「上司の商談がうまくいったみたいだ。何がポイントだったのか聞いてみよう。」
「事務員さんはチョコが好きだな。今度、おすすめのチョコを一粒プレゼントしよう。」
「同期は毎日遅くまで仕事してるな。嫌味ないよう気をつけて褒めてみよう。」
この、ストレートな喜ばせアクションをされて、あなたを嫌いになる人はいるだろうか?
むしろ、あなたを応援する心強い味方になってくれているだろう。
新卒でトップセールスになるには、自分の努力だけではペースが遅すぎる。
そのペースでは、走るコツをつかんだ後続馬から抜かされ続ける屈辱を味わうことになる。
上司を、アシスタントを、同期をも味方につけることで、彼ら彼女らの知識・経験を自分のものにしてしまうのだ。
味方を増やせば増やすほど、あなたが困った時に助けてくれる。
上司は受注の方法をそっと教えてくれる。
事務員さんは、規定外の業務でも喜んで引き受けてくれる。
仮にあなたを妬む同期からも、妨害はされない。
あなたは自分の力だけでなく、味方全員の力を使って仕事をするからこそ、同期と圧倒的な差がつき、トップセールスになれるのである。
No.1社内営業マンは、「女性社員に好かれている」
No.1社内営業マンは、女性社員に好かれていた
自分が社内営業できている判断は、どこですればいいだろうか?
その答えは、「女性社員との会話が盛り上がるか」にあるのだ。
トップセールスマンを長期間観察した結果、彼らは100%、女性社員との関係が良い。
組織社会で生きる我々の中で、管理者の役割を果たす女性の影響力は果てしなく大きい。
つまり、最も味方につけておきたいグループと盤石な提携を結ぶことで、仕事がしやすい環境を自ら作り出しているのである。
長期的に売れる営業マンは、この環境作りが非常に巧みだった。
反対に売れない営業マンは、環境作りになど全く意識はなく、ひたすら残業するだけの毎日を送っていた。
当たり前だと思うかもしれないが、会社員である以上、一人で仕事はできないのである。
同僚にはいつも感謝の心を持って、接したいものである。
事前の根回しこそ、営業マンの究極の交渉術である
あなたの職場にも一人はいないだろうか。
やたらと仕事が早く、いつも定時で帰宅する割に、成績優秀な社員を。
彼ら彼女らは皆、事前の根回しに余念がない。
この根回し習慣が、仕事の成果にダイレクトで影響する。
根回しとはつまり、社内のメンバーと良好な関係を築くことだ。
社内のメンバーは上長だけでなく、営業チームの同僚、事務アシスタント、経理や広報など他部署のメンバーなど多岐にわたる。
「社内営業」とは、メンバーと綿密なコミュニケーションを取り、理解と協力を得る活動なのである。
働きやすい環境は自分で作る
働きやすい環境が用意されていることは、100%ありえない。
この真実をまずは受け止めることだ。
そして、自らの社内営業により、自らで作ると今、決断してほしい。
どんなに実力がある一匹狼も、トレンドや市場の変化でやがて飢えることになる。
長く活躍し続ける営業マンは、この働きやすい環境作りに長けている。
いや、特段変わったことなしていない。
「社内営業が大切だ」と知っているだけだ。
あなたもこの事実を知った今この瞬間から、新しい行動を起こしてほしい。
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