トップセールスは喜ばない!?|安定的に受注する優秀営業マンの共通点

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安定的に受注を重ねる営業マンは、「感情をコントロールすること」を常に意識している。

どんなに話し上手で、人当たりがいい知識豊富な営業マンだったとしても、事あるごとに落ち込んだり、怒っていては、良いパフォーマンスを継続できない。

突き抜けることができない中堅営業マンが大量生産される原因は、ここにある。

優秀な営業マンに共通しているのは、「気分が落ち込まない方法」を知っていることだ。

どんなに大きなクレームを受けようが、上司に詰められようが、彼らはある一定のメンタルバランスを保つ。

それが、成果(受注)につながることを理解している。

喜怒哀楽をコントロールすることは、成果をコントロールする必須条件であると断言できる。

商品不良が原因で顧客から怒鳴られた直後に、あなたは新規商談の場で、自信満々にクロージングができるだろうか?

上司から詰められた後に、お客様視点に立った商談ができるだろうか?

精神状態は成果と密接に関わっていることは明白だ。

私はこの事実に気づいたおかげで、新卒にして年間売上2億円を叩き出し全国表彰を受け、社会人3年目で平均年収の3倍以上を稼ぐようになった。

入社と同時にコロナ禍になった状況でも安定した結果が出せた術を、ぜひとも盗み取っていただきたい。

会社の不平不満を漏らすのではなく、周りを明るくする営業マンであってほしい。

トップセールスは喜ばない!?|安定受注の鉄則

トップセールスは軒並み、喜怒哀楽をコントロールしている。

どんな状況でも、常に、「楽」モードで生活をしているのだ。

尊敬する上司から言われたことは、今でも忘れない。

「どんな状況でも楽しむんだよ。辛いときは、楽しさに気付けていないことが問題なんだ。」

これを言われた状況は、店舗の当月契約がゼロの月末である。

店舗責任者である上司からしたら、どんな手を使ってでも受注をあげたい状況だ。

そんな厳しい状況の中、この状況を楽しんでいたのだ。

結果、チームのメンタルバランスは崩れないまま、小さな突破口を見出し、そこから怒涛の契約数があがっていった。

期末の表彰式では、上司が壇上に上がっていたのだ。

つまり上司は、喜怒哀楽でいう、「楽」を自分の初期設定にしていたのだ。

変更はしない。常に楽しむことを、決めてしまう。

そして、「怒」や「哀」の感情は一切出さない。心から喜ぶことも、ほとんどなかった。

これは、無感情人間になれということではなく、感情をコントロールしなさい、ということである。

あなたはどうだろうか。

出社すると顔を合わせる、苦手な上司にイライラしていないだろうか?

努力しているのに報われない、今の状況に絶望していないだろうか?

なぜかいつも成果が出ている、優秀な同期と自分を比較して劣等感を感じていないだろうか?

気にするのは人間である以上、仕方がない。

ただ、「怒」や「哀」の感情があるとするならば、残念ながらあなたが突き抜けることはないだろう。

その小さな小さな「怒」や「哀」を見逃すほど、顧客はバカじゃないのだ。

微妙な違和感を感じ取り、あなたの自信のなさに気づく。

良いプレゼンができて、ネックを全て排除したのに「なんとなく」契約を断られるのは、これが原因なのだ。

もう、今日から負の感情を抱くのはやめにしよう。

嫌なことがあっても、ハイテンションで着信の電話にでようではないか。

「もしもし!お世話になります!」語尾は!をつけるといい。

我々営業マンが纏うのは、常にプラスのオーラなのだ。

初期設定を「楽」にして、周りの人を笑顔に変えるエンターテイナーとして生きることを決めようではないか。

全てを手に入れる、初期設定「楽」。

辛いときでも楽しむ演技力、楽しいことに気づける洞察力、状況を冷静に見れる俯瞰力、強運を引き寄せるプラス思考、全てが手に入るのが「楽」モードである。

この、感情のコントロールのみで新卒で2億円を売り上げたといっても過言ではない。

顧客の想定外の予算を出さざるを得ない状況で、平然と自信満々にプレゼンができ、淡々と契約までのロジックを話すことができる。

顧客と一緒になって、資金「不安」になるなど100%有り得ない。

見込み客ゼロで月末が迫っている状況の中でも、わずかなチャンスが巡ってくるし、そのチャンスが来ることを感覚的にわかっている。

勝利の女神はプラスのオーラに惹かれるのだ。

いつも淡々と楽しむ、「楽」モードなら、このようなことは当たり前のように起きる。

プラスのオーラに魅力を感じるのは、この世の原理原則なのだ。

最難関|「楽」モードの継続

「楽」モードになるのはカンタンだ。

これから、どんな状況も楽しもう!と心のなかで宣言し、意識するだけなのだから。

難しいのは、何事も継続である。

「楽」モードも例外ではない。

日々頑張っているとやはり、落ち込む状況はやってくる。

楽しむと決めたはずなのに、落ち込んで悲しんでいる自分がいるのだ。

自分との約束を守れなかった不甲斐なさにより、さらに自信を失ってしまう。

このような負の連鎖を断ち切るには、どうすればいいのだろうか。

私が実践して特に効果が大きかったとっておきの方法を2つご紹介する。

1.当たり前メンタル

自分の合格点はどこだろうか?

どのラインなら、自分を褒めてあげられるだろうか。

まずは考えてみてほしい。

そして、その合格点は、クリアして当たり前だと言い聞かせるのだ。

具体例を出そう。

・同期の中ではトップの成績を出したい

・まずは年収500万円ほしい

・彼女もいてほしい

何気ない願望だが、これらは実現できている状態があたりまえだということだ。

今は実現できていないかもしれない。

だが、明日からあたかも、トップの成績者であり、年収500万円であり、彼女がいる人の行動をしてほしい。ちなみに冗談を言っているわけではない。

その状態があなたの当たり前なのだ、それ以外は許してはいけない。

現実がそうでなければなおさら、現実を変えなければならない。

トップセールスには後からなるのではない、明日からトップセールスの振る舞いをするから成績がついてくるのだ。

年収500万円の生活をするから、年収がついてくる。

モテている振る舞いをするから、モテるのである。

改めてお伝えする、これは冗談ではなく真実だ。

理想があれば、まずは形だけでも現実にするのだ。

中身はあとからついてくる。

この非常識な言動を実現するのが、当たり前メンタルである。

2.自責思考

トップセールスは、いい意味で人に期待していない。

自分がこれだけやったなら、相手も同じ位のことを返してくれるだろう等と、ギブ・アンド・テイクの考えは持ち合わせない。

ましてや、受注が無いことを商品や市場、職場環境のせいには絶対にしない。

起こる事実、全てが自分の責任だと覚悟を決めているのだ。

この、いわゆる「自責思考」だが、具体的に何から意識改革すればこの思考習慣が身につくのだろうか。

それは、人に期待しないことだ。

この意識に変えてから、私の人生は一気に好転していった。

人間関係で全く悩まないし、仕事の成果も安定して伸びていった。

期待しないなど、なんともドライだと思われるかもしれない。

このドライさが自分の冷静さ、メンタルバランスを整えてくれるのだ。

自分が健康で元気であることが、関わる人の幸せに直結すると本気で思っている。

そのためなら、ドライになるくらいなんてことはない。

人に期待せず、自責思考で常に成長できる習慣づくりをしようではないか。

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